棟板金が浮いていると指摘されたが実際はどうなのか|川崎市多摩区 | 横浜の屋根工事、屋根リフォーム、屋根塗装は街の屋根やさん横浜

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棟板金が浮いていると指摘されたが実際はどうなのか|川崎市多摩区

更新日:2021年08月23日

川崎市多摩区へ屋根の調査に伺いました。お問合せのきっかけは、最近とても多い『近所で工事しているのですが、お宅の屋根が浮いているので直ぐになおさないと駄目ですよ』という内容でした。この様なお問合せが非常に増えていて、実際に見てみると何にもなっていなかった、という事がとても多いんです。中には実際に不具合が出ている場合もあるので、早速実際にどうなっているのか見てみましょう。

1.浮きを指摘された棟板金の調査

確かに見えない部分なので、浮いているとか直ぐに直さないと、と言われると不安になりますよね?結論から言えば、近くで工事をしていたとして、棟板金が完全に捲れていない限りちょっと浮いているのなんか見えません。ましてや釘が抜けているなんて、お隣で工事でもしていない限り確認することすら出来ないので、まずはその様な話をしてきた業者がいう事を鵜呑みにしない事です。

棟板金よりも全体の劣化が気になります

築30年を超えているスレート葺きの屋根は、今までメンテナンスをしてこなかった様で大分ボロボロになっています。元々は黒っぽい色だったと思うのですが、表面の塗膜が剥がれて基盤が白く剥き出しになっていました。撥水性もありませんので、コケやカビの付着もあり、結構な傷みが出ています。

割れたり欠けたりしているので、屋根工事が必要な状態です。下地の野地板にはまだ傷みが出ていない様なので、今ならば上からガルバリウム鋼板製などの金属屋根を被せるカバー工事が可能です。アスベストを含んだスレートを処分する必要がない為に、工事費用を抑える事も出来ます。川崎市多摩区で調査に伺った建物は、近所で工事しているという業者が指摘した棟板金が浮いている事はありませんでしたが、スレート自体が大分傷んでいましたので、カバー工事で今後のメンテナンスが少なくて済む様なご提案をさせていただきました。

棟板金交換

 今回他の業者からも指摘を受けた屋根頂部に取り付けられている棟板金は、台風や強風で飛散してしまうリスクが非常に高い場所です。しかしながら危険な施工箇所ということもあり、ほとんどの方が補修は屋根工事業者に頼まれているかと思います。では実際もし屋根に上がることができるならDIYで補修することができるのか、これはある程度の仕組みを知れば不可能ではありません。しかし実際落下のリスクや加工の難しさを知れば、屋根工事のプロに頼んだ方が安心という判断に至るかと思います。そこで今回はまず棟板金の構造と施工方法、注意点についてご紹介したいと思います。DIYで棟板金補修をご検討中の方も、リスクと注意点を把握してから補修工事に臨みましょう。

2.棟板金のシンプルな構造

貫板 板金

 屋根材では保護できない頂部を保護しているので複雑かと思いきや、実は棟板金は至ってシンプルな構造をしています。使用されているのは貫板と呼ばれる下地と板金のみです。多くのお住まいでは木製の貫板を使用しているのですが、これは板金を固定するための土台の役割を担います。板金は屋根の形状に合わせ加工し、貫板に対して固定しています。

樹脂製タフモック シーリング打設工事

 中には樹脂製の貫板を使用しているお住まいもございます。木製の貫板よりも若干高価ですが、加工性はそのままに吸水しにくい為木材よりも長く使用することができます。DIYでも入手は可能ですが貫板として利用できる幅のものを探しましょう。
端部はシーリング材を充填し雨水の浸入を防いでいますが、大まかな構造は以上ですので実はそれほど難しい構造をしているわけではありません。

3.高所での補修作業は非常に難しい!

高所・急勾配での作業 頂部での補修作業

 ではなぜ棟板金が被害を受け屋根工事業者に頼むのか、それはもちろん屋根に上がることが危険だからですよね。棟板金は大棟(主棟)だけのお住まいと隅棟もあるお住まいに分かれますが、いずれにしても【高く傾斜がある】場所での作業になりますので非常に危険です。
万が一ご自身で施工が出来たとしても固定が甘ければ、隙間があれば、間違った施工を行えば再び飛散したり、雨漏りを起こしたりと施工の無駄になってしまいます。既存の板金が変形でもしていれば新たに加工した板金も用意しなければなりませんので、費用や工具の準備も必要となります。このようなことから私たち街の屋根やさんでは出来る限りDIYでの補修はオススメしておりません。

4.風災での被害には火災保険が利用できます!

台風で飛散してしまった棟板金 棟板金交換工事

 どうしても費用を抑えるためにDIYで…とお考えの方は一度お住まいでご加入されている火災保険をご確認ください。もし棟板金が風災等の自然災害が原因で被害を受けてしまった場合は、火災保険を利用して補修することが可能です。火災保険は加入者ごとに補償内容が異なりますので、まずは風災補償が契約内容に入っているのかを確認しましょう。また共済も火災保険ほどではありませんが見舞金として補修費用の補填にはなります。火災保険の内容がわからない、申請方法がわからないという方は是非一度私たち街の屋根やさんにご相談ください。点検・お見積りは無料ですので、自然災害が原因で破損したのか、補修費用等に関してしっかりご説明させて頂きます。

5.棟板金交換工事の手順

 これまで棟板金についてご説明してまいりましたが、実際に棟板金交換工事ではどのような手順で工事を行うのかご紹介いたします。

①既存の棟板金や貫板の撤去
 劣化した棟板金やその下の貫板を撤去し、掃除をします。
②釘穴を埋める
 貫板を固定していた釘穴をコーキング材で埋めます。釘穴をそのままにしてしまうと、屋根に穴が空いている状態ですので雨水が侵入し、屋根の劣化や雨漏りの原因となります。
③貫板の設置
 貫板は一般的には木材のものが使用されていますが、プラスチック樹脂製のものに交換すると耐久性が向上するのでおすすめです。また、SUSビスで固定することで、釘よりも固定力が強まります。
④棟板金の設置
 貫板の上から棟板金をかぶせ固定するのですが、棟板金の固定にもSUSビスを使うのがおすすめです。最後に、棟板金同士の結合部分にコーキング材を充填し、雨水が入り込まないよう隙間をしっかりと埋めたら棟板金交換工事の完了です。

 DIYで補修ができるかもしれませんが、ご自身の身を守るためや雨漏りさせないためにも棟板金の補修や交換は私たち屋根の専門家にお任せください!

6.危険だと思ったら迷わず信頼できるプロへ相談を!

棟板金交換工事

 棟板金の施工はそれほど難しくない為屋根上での作業と板金の加工が出来るような方はDIYでの補修が可能です。しかし屋根に上ったことが無いという方は必ず屋根工事のプロに任せましょう。上るだけの行動と工具や板金を持って作業を行うのは全く違います。数万円で補修できたはずが転落して入院となってしまえば元も子もありません。また棟板金が被害を受けたということは、屋根材や他の部位にも被害が出ている可能性があります。上記の調査でも化粧スレートの劣化が見られたため、棟板金の補修だけではなく屋根全体のメンテナンスをご提案させて頂きました。これは経年劣化だけでなく台風被害でも同じことが言えるのです。少しでも被害を受けたと認識した際には迷わず信頼できる屋根工事業者に点検をお願いしましょう。なにもなければそれで良し、何かあった場合も早めに対処が出来るということです。一業者の言葉で疑問が残る、違和感があるという場合は必ず2~3業者での相見積もりを行いましょう。私たち街の屋根やさんはお客様が正しく後悔のない補修工事を行い快適な生活を取り戻せるよう、相見積もりを推奨しています。

ご質問やご不明な点など御座いましたら、フリーダイヤル0120-989-936までお気軽にご相談・お問合せください。

 記事内に記載されている金額は2021年08月23日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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