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鎌倉市今泉台にて棟板金飛散による屋根調査、敷地内に落ちていた板金は近隣のお宅の棟板金でした
とある日の朝、ご自宅の敷地内に屋根にのっているであろう板金が落ちていた事がきっかけで調査依頼を頂きました、鎌倉市今泉台のお宅へ屋根点検に伺った時の様子を紹介します。
今回依頼を頂いたお客様宅は、どうやら以前に金属屋根に葺き替えを行っていたそうですが、もう15年以上前でその間は特に屋根に関しては何も手をかけていないとの事で、ご自宅の板金としか考えられず、もし他の板金も同じ様に飛散してしまったらと心配されておりました。
もし他の板金にも傷みが多く見つかったら棟板金交換工事をお願いしたいともご相談を受けておりました。
ではさっそく屋根にあがりお客様の心配を解消できるように点検いたします。
板金の飛散は経年劣化によるものが多く台風や強風時に一番影響を受けやすい箇所です
お伺いした時にすぐわかりました、敷地内の駐車場に板金が落ちていました。長い板金は途中へこみもあり、どこかにぶつかって落下してきたようです。
写真にある短いほうの板金は先端の形状で、剣先とわかります。主に下り棟の軒先に設置するために加工してある棟板金です。
では実際にどの箇所からの飛散かを確認してみましょう。
屋根に上がるとすぐに分かったのはこちらの建物の板金ではない事
まず屋根に上がってすぐに分かったのは、駐車場に落ちていた棟板金はこちらのお客様宅のものではないという事。
屋根全面を歩いて確認致しましたが、経年での劣化はあったもののすぐに飛散しそうな傷みは見つかりませんでした。
こちらの建物に使われている横葺き金属屋根は全て色がグレーですが、落ちていた棟板金の色は黒です。
となると、あの板金は近隣かもしくは結構離れた所の屋根から飛散してきたものと考えられますが、最後に屋根から目線を上げて近隣の屋根を見回していると発見しました。
調査を行っている最中曇ってしまい分かりにくいかもしれませんが、ちょうど斜め向かいの建物の棟板金が飛散し貫板が見えているのを発見しました。
写真右で囲んでいる箇所が、ズームして撮影したものです。ほぼ落ちていた板金の長さと一緒です。色も黒で一緒でした。
今回は調査依頼を頂いたお客様宅の板金の飛散ではなく、近隣の建物の板金が飛散してきていたようです。
また飛散したことにより、建物や人に当たってしまい傷つけてしまったり怪我をさせてしまうなどの二次被害がなかったので良かったのですが、そうではなかったとするとゾッとしますね。
棟板金は現在軽量で加工もしやすく錆びにくいガルバリウム鋼板が使用されていますが、自然の猛威の前では紙切れの様にちぎれて飛散することが台風時や強風が続いた時期にはよくあります。特に屋根のメンテナンスをされていない建物に多いようです。
築10年は経過し一度も屋根のメンテナンスをされていないなどありましたら、どんな屋根にも精通している街の屋根やさんへご相談ください。
記事内に記載されている金額は2019年06月07日時点での費用となります。
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