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藤沢市大庭にて飛び込み業者さんから指摘された棟板金を増し打ちにて補強しました
藤沢市大庭にお住いのお客様より「通りすがりの業者さんから、棟板金が1mくらいの幅で浮いていると指摘があった。心配なので見て欲しい」とのご依頼をいただき現地調査へ伺いました。屋根は金属屋根で、金属の棟板金が設置されています。ゲリラ豪雨や昨年発生した線状降水帯による大雨、台風シーズンも控えているため、飛び込み業者さんからの指摘があると心配になられる方も多いです。
屋根の様子
屋根のてっぺんにある大棟(おおむね)の棟板金を確認したところ、端から1mくらいの部分に隙間(浮き)があることを確認出来ました。この部分の棟板金を固定している釘の浮きがわずかにありました。
別位置も確認
反対側からも棟板金を確認したところ、やはり同じ位置に隙間があるように見えます。同じ棟板金でも別の位置や、下屋根(1階の屋根)では、釘浮きが数ヶ所で発生していました。お客様へ写真と一緒に状況のご説明を行い、ライフプランとご要望を踏まえ、ビスの増し打ちによる棟板金の補強を行うこととなりました。屋根と棟板金に隙間があると、強風が吹き込み棟板金の捲れや飛散に繋がる恐れがあります。近い将来、屋根の塗装メンテナンスをされる際には、併せて貫板も含む棟板金交換を行われることをおすすめしました。
ビスで増し打ち
既存の釘の近くに、パッキン付きのビスで固定していきます。ビスをねじ込むため、しっかり固定されます。ただし、固定する貫板の劣化が進んでいる場合は、あくまで補強となってしまいます。
棟板金を固定している釘が浮いてくる原因は、棟板金の下地である「貫板(ぬきいた)」の劣化です。これまで貫板には木材が多く使われてきましたが、水分による腐食や痩せ等の劣化が避けられないため、どうしても徐々に固定が緩くなってきます。台風や強風により棟板金が飛散した場合、近隣に落下したり人的被害を及ぼす恐れもありますので、定期的なメンテナンスが望ましいです。
棟板金交換を実施される際は、木材に代わり「樹脂製」の貫板がおすすめです。プラスチックをイメージしていただければ分かりやすいと思いますが、水分による腐食に強く耐久性もあるため、長くご安心いただけます。
私たち街の屋根やさんでは、引き続き新型コロナウィルス感染予防のため、手指の消毒・マスク着用等の徹底をおこない訪問時もご安心していただけるよう努めております。
参考価格
●棟板金SUSビス増し打ち工事:税込1,650/m~
●棟板金交換工事:税込6,050円/m~ ※棟の位置等により変わります
記事内に記載されている金額は2022年07月20日時点での費用となります。
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- 施工内容
- 棟板金交換
- 築年数
- 32年
- 使用材料
- ガルバリウム鋼板製 棟板金
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