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神奈川県綾瀬市で折半屋根のカバー工事をおこないました

更新日:2021年01月23日

 折半屋根とは金属屋根の一種で、鉄板を折り返した形状になった屋根材です。用途は一般住宅よりも倉庫や工場、商業施設、プレハブなどで比較的大きな規模の建物に使われることが多いです。金属なので放置した状態が続くとサビたり腐食によって穴があきますので、定期的な塗装をすることで長持ちさせることも可能です。メンテナンスを行っていくことでだいたい15年から20年ほどが耐用年数になり、それを過ぎる前に屋根の交換が必要になります。交換には屋根葺き替え以外に屋根カバー工法といって、既存の屋根に新しい屋根を作る工法があり、廃材が少なく工期も短い、結果費用が安くなる利点があります。
 このページでは折半屋根における屋根カバー工法についてご紹介いたします。

折半屋根

 

折半屋根でメンテナンスが必要なサイン

 時期を見て定期的にメンテナンスをすることは大事ですが、その時期が来る前にメンテナンスが必要な場合は何かしらサインがあります。それらが見られた場合も速やかに対応する必要があります。

 

塗膜の剥がれ、変色

 折半屋根に塗られた塗料も時間の経過とともに劣化します。その目安として最初に色あせなどの変色、その状態がさらに続くと塗膜が剥がれるといった状態になります。塗膜が傷むとサビや腐食に発展しますので、早めに屋根塗装をする必要があります。

 

サビの発生

 折半屋根は金属なので、塗膜が薄れて錆止め効果などがなくなると水分によってサビが発生します。屋根材だけでなく、それを固定するためのボルトなども腐食するため最近はサビに強いステンレスのビスを使います。また、屋根材もサビ・腐食に強い金属であるガルバリウム鋼鈑のものも最近使われれるようになりました。

 

屋根材の穴あき、変形

 腐食による穴あきだけでなく、台風などの強風で飛来物があたって穴が空いたり変形することがあります。屋根材に穴が空いてしまうとそこから雨水が入り込んで雨漏りも引き起こすことになります。
 屋根材の損傷などでも、軽度のものであれば補修可能ですが多くの場合は屋根材の交換が必要になるため屋根葺き替えやカバー工法を行うこととなります。

折半屋根がサビている 折半屋根の塗膜のひび割れ

 

 

折半屋根をカバー工法するメリット・デメリット

メリット1:廃材が少ない
 屋根葺き替え工事の場合は古い屋根材を撤去し、新しい屋根材に変更します。古い屋根材が大量に廃材となるため、その処分には費用がかかりますが、屋根カバー工法では廃材が出ないので割安になります。

メリット2:工期が短い
 屋根材の撤去が不要なので、その分の作業時間がなくなり工期が短くなります。折半屋根が使われる建物は工場や商業施設なども多いため、工事をする上で運営上の調整が必要になります。工期が短ければその調整もしやすくなるでしょう。

メリット3:屋根を剥がさないので屋内への影響が少ない
 屋根材を撤去する場合などは、屋内に落下物が落ちる危険もあるため、その区画は工事中は立入禁止にするといった対応が必要になります。それに伴い店舗の営業ができない、工場を稼働できないといった問題がでてきますが、屋根カバー工法ではそのような心配がなくなります。

メリット4:費用が安い
 屋根葺き替え工事と比較し、廃材が出ないことや工期が短い(人件費が削減できる)ことから費用が安くなります。

メリット5:屋根の断熱効果や遮音効果が高まる
 折半屋根は比較的遮熱効果が低く、雨音なども通しやすいのですが、屋根カバー工法をすることで屋根が二重になるので夏場の屋根からの温度上昇が和らぎ、雨音なども静かになります。

 

デメリット
 屋根カバー工法は、他の屋根材では瓦に施工ができないことや、重量が増すなどのデメリットがありますが、折半屋根においてはあまりデメリットがありません。屋根が二重になるので重量は少し増しますが、瓦やスレートなどよりも金属屋根材は軽量なので、その影響はそこまで大きくありません。

 

折半屋根のカバー工法で使われる金属

 

 ガルバリウム鋼板かカラーガルバリウム鋼板が最近の主流です。ガルバリウム鋼鈑はサビに強く長寿命な材で、カラーガルバリウム鋼板はガルバリウム鋼鈑をベースに、塗膜を施しカラーバリエーションなどの色調だけでなく、つや消しなどの質感など意匠性に優れた材です。
 これまではトタンが使われており、塗装でメンテナンスをしていても15年程度で屋根材の交換が必要になりました。ガルバリウム鋼鈑であれば20年以上もちますので安心です。

ガルバリウム鋼鈑の折半屋根 ガルバリウム鋼鈑の折半屋根(全体)

ガルバリウム鋼鈑についてもっと詳しく知りたい方は専用ページを御覧ください。

 

折半屋根の応急処置

 屋根カバー工法が必要な場合、屋根から雨漏りしているというケースも多いです。工事を実施するまでの間、屋内に雨水が入り込んだ状態が続くと木部を腐食させたり、屋内での作業にも支障が出てしまいます。私達街の屋根やさんでは応急処置として、ブルーシートによる仮養生や、小規模な穴あき箇所はコーキングなどで一時的な対応をとらせていただきます。

ブルーシートで養生 折半屋根のボルト部分の養生

折半屋根のカバー工法の様子

 先日より神奈川県綾瀬市で着工している現場です。工場屋根の小波スレートの屋根をガルバリウム鋼板の折板でカバー工事します。

 スレートの上にタイトフレームいう金具を取り付けます。この様な工場で使用しているスレートは、非常にもろくなっており、作業中に踏み抜いてしまうこともあるので注意が必要です。タイトフレームの上に新しい折板屋根を設置していきます。

 端から設置していき、途中の二箇所は明り取り部分です。既存の壁との取り合い部分は後で雨押えの板金で仕上げます。

 折板が設置し終わったらポリカーボネート製の明り取りの設置です。素材の違う材料を組み合わせるときは、雨漏りしないように雨仕舞いをしっかりとおこないます。

 壁の取り合い部分は板金を差し込んでコーキングで雨仕舞いをします。細かな納まりはまだ残っていますが、屋根自体は葺き上がりました。雨漏りが原因でしたが、これで安心できる屋根に変わりました。

 

折半屋根の固定方法

・はぜ締め
 タイトフレーム(梁にある屋根材を固定するための部分)に金具を取り付け、そこへ折半屋根材を巻き込んで固定する方法です。はぜ締めは、ボルトやナットを使用しないため、屋根材に穴が空かず雨漏りのリスクが低くなります。また、ボルトやナットがないことで、メンテナンスの費用を抑えることができます。一方でほかの施工方法に比べて固定力が弱いといったデメリットもあります。屋根の見た目はすっきりとした印象になります。

・重ね
 折半屋根でよく使われる方法が重ねです。折半屋根材を重ねた部分をボルトとナットで固定します。重ねは固定力が高く、台風時に屋根が飛ばされたといった被害が起きにくくなります。しかし、ボルトとナットで屋根材に穴をあけるので、隙間から雨が侵入する可能性があります。

・嵌合(かんごう)
 屋根材を固定しているボルト部分にキャップをかぶせて、ボルトを見えないようにする工法です。雨が侵入する可能性のあるボルト部分を覆うため、防水性が高まります。また、重ねのようにボルトやナットを使用して固定するので、強風にも強くなります。はぜ締めと重ねのいいとこどりをしたような施工方法ですが、他の工法に比べると費用は高いです。


 ご質問やご不明な点など御座いましたら、フリーダイヤル0120-989-936までお気軽にお問い合わせください。

 記事内に記載されている金額は2021年01月23日時点での費用となります。
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