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コロニアルNEOを塗装すると?塗装がNGな理由や最適な対応方法を解説
お住まいの屋根がコロニアルNEOと判断され、塗装ではなくリフォームを提案されたというケースは往々にして発生します。
そこで気になるのは「なぜコロニアルNEOに塗装ができないのか」であったり、「コロニアルNEOの屋根にはどう対処するのが正解?」という点ではないでしょうか(^▽^)/
今回は多くのお住まいで悩まれている「コロニアルNEO」をメインテーマとして、その特徴や塗装ができない理由、そしてもし塗装してしまうとどのようなデメリットが発生するのかについてご紹介しております。
また「コロニアルNEOと判断されたが、別業者に調査をしてもらうと違った種類だった」というケースまで実例と共に解説していますので、ぜひご確認ください(^▽^)/
コロニアルNEOとは?
コロニアルNEOはノンアスベストのスレート屋根材です。
アスベストの健康への悪影響が明らかになり、使用が制限されるようになった時期に登場した屋根材だったため、発売してからは「新しいスレート屋根材」という認識の元、多くのお住まいに使用されていました。
それまで主流だったアスベスト含有の「ニューコロニアル」は絶大な普及率を誇っておりましたので、同メーカーが販売した後継品もたくさんの屋根に使用されていたのは当然の流れと言えますね。
しかし、後に問題点が発覚したため現在では製造されておらず、リフォームで使用することもない種類のスレートとなっています(-_-;
コロニアルNEOの問題点
コロニアルNEOに限らず、初期のノンアスベスト屋根材には、耐久性に関する重大な問題がありました。
アスベストは健康被害をもたらすことで使用が規制されましたが、そもそもスレートに含まれていた理由は耐久性を大幅に向上させる効果を持つ素材だったためです。
アスベストを抜いても耐久性が維持できればよかったのですが、そうした技術や素材がないまま販売されてしまったため、10年程度で特定の劣化症状が現れるような脆い屋根材となってしまいました(-_-;
コロニアルNEOへ塗装ができない理由
スレート材は塗装をすることが主なメンテナンスですが、コロニアルNEOへは塗装ができません。
「塗装をしても意味がない」とも言い換えられます(-_-;
スレート屋根への塗装は、表面の塗膜による防水性や耐候性の維持がメンテナンスとしての役割となります。
雨や紫外線で劣化しやすいスレートを守る効果があるんです(^▽^)/
しかし、そもそも10年程度で劣化が進み、目に見えてひび割れや欠けが発生し始めるコロニアルNEOへは、その保護は意味を成しません。
防水性や耐候性を高めたとしても防げる劣化ではありませんので、塗装を施しても結局ボロボロになってしまうため、意味のない工事となってしまうのです(-_-;
コロニアルNEOの適切な対処方法
コロニアルNEOに対する適切な対処方法は、塗装ではなく屋根カバー工法か葺き替え工事を行うことです(^▽^)/
つまりは「屋根リフォーム」を進めることが重要です。
屋根カバー工法は、軽量な屋根材をコロニアルNEOの上に重ね葺く工事であり、旧屋根材の撤去や処分費用が掛からない分、葺き替え工事よりも安く行えます。
その葺き替え工事は、コロニアルNEOを撤去して新しい屋根材を施工する方法であり、屋根の抱える問題を根本から解消できるリフォームです(*^^)v
費用が安いことからカバー工法を選ばれることが多い印象ですが、コロニアルNEOはアスベストを含んでいないため、葺き替えにおいて撤去や処分に特別な作業と費用が発生しません(^▽^)/
そのため、屋根の軽量化も図れるガルバリウム鋼板製の金属屋根材での葺き替え工事も非常にオススメな選択肢となっています(*^^)v
コロニアルNEOへ塗装をしてしまうとどうなる?
写真はコロニアルNEOへ塗装がされていた屋根の調査時に撮影しました。
築15年のお住まいで、5年前…つまり築10年という理想的なタイミングで塗装メンテナンスをされたそうですが、コロニアルNEOだと業者が知らなかったのか、結局すぐに劣化症状が出てしまっています(-_-;
このような事例はたまに遭遇しますが、コロニアルNEO以外にも塗装できないスレートの種類はいくつかありますので、しっかりと見抜いてくれる業者への依頼が重要となります。
また、逆のパターンとして「コロニアルNEOだと業者に判断されて塗装を諦めていたものの、実際には塗装ができるスレートだった」というケースもありましたので、そうした場合の事例についてもこの後じっくりご紹介したいと思います(^▽^)/
相模原市南区でコロニアルNEOのメンテナンスのため屋根調査
相模原市で屋根塗装の工事前の現場からのブログをお届けします。
ご契約前は別の業者さんからも見積もりをもらっていたとのことでしたが、屋根材がコロニアルNEOだと言われて、塗装を諦めていたというお客様でした(;´・ω・)
図面の材料と実際の材料が違うことはよくあります
お住まいの設計図に屋根材がコロニアルNEOであると書かれていたとのことで、何も疑わずにそうだと思い込んでいたそうなのですが、現地を見させていただくと実際に使われている屋根材はコロニアルクアッドでした(‘ω’)ノ
コロニアルNEOはお客様もご認識の通り塗装不可の屋根材として有名な材料なのですが、コロニアルクアッドはその後継品で問題なく塗装可能です。
設計図に書いている屋根材と、実際に使われている屋根材が違っているということはよくあるケースで、アスベスト入りスレートだと書かれていたら実際はノンアスベストスレートが使われていたりというケースもよくあります。
コロニアルクアッドなら塗装工事可能です
これは、使う材料が「スレート」ならばその後継品が出たタイミングで変更しても差し支えはないだろうという現場判断から発生する事象なのですが、まあ確かに元々の予定品よりも新しい製品を使ってくれるなら発注者側としても特に文句はありません。
ただ、今回のように材料によって実施できる工事が異なってくる場合は見定めが重要になってきます!
キチンと製品を理解していれば、一目見て何の製品かわかるのがプロです。(中には判別が非常に困難な製品もありますが。。。)
実際の製品を見定めて、適切な工事ができるようにしましょう!
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記事内に記載されている金額は2024年11月28日時点での費用となります。
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