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棟板金飛散のリスクとは?見逃しが命取りになる屋根トラブルの実態
屋根の不具合は、目に見えにくい場所で進行することが多く、発見が遅れると重大な被害を引き起こすことがあります。
特に近年、台風や爆弾低気圧の影響で増加しているのが「棟板金飛散」による被害です。
今回は、横浜市鶴見区で確認された棟板金飛散の実例をもとに、そのリスクや原因、対応策について詳しく解説します。
【棟板金とは?屋根の頂点を守る重要な部材】
棟板金とは、スレート屋根などの頂上部分にある棟(むね)に取り付けられている金属のカバーのことです。
屋根材同士の接合部分を覆い、雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。
この棟板金は、見えにくく気づかれにくいものの、屋根の中でも特に風の影響を受けやすい部位でもあります。
【棟板金が飛散する原因とは?】
棟板金飛散の原因にはいくつかあります。
・釘の浮きや抜け
経年劣化によって棟板金を固定している釘が緩み、風の影響を受けやすくなります。
・貫板(ぬきいた)の劣化
棟板金の下にある木材の貫板が腐っていると、釘がしっかり効かなくなり、強風で外れてしまいます。
・施工不良や風圧による損傷
元々の施工精度が悪かったり、台風のような突発的な強風が吹いたときには、固定力が不十分な棟板金が一気に飛散してしまいます。
【棟板金飛散がもたらす5つのリスク】
棟板金が飛んでしまった際、以下のようなリスクが考えられます。
・雨漏りの発生
板金が外れることで屋根の内部構造がむき出しとなり、雨水が直接侵入します。
・屋根材の劣化加速
雨や紫外線が貫板や下地に直接当たることで、屋根の寿命が大幅に短くなります。
・建物内部への被害
野地板や断熱材が濡れることで、天井や壁にまで雨染みやカビが発生します。
・スレートの割れ
風による揺れや水の侵入で、屋根材の割れや浮きも進行します。
・落下物による事故
飛散した板金が隣家や通行人、車両に接触するなど、思わぬ損害賠償問題に発展する可能性もあります。
【実際の被害状況】
今回調査した横浜市鶴見区の住宅では、強風によって棟板金が屋根から外れて庭に落下していました。
屋根には、棟板金が無くなったことでむき出しになった貫板が確認でき、既に雨染みや腐食の初期症状が見られました。
また、貫板が濡れて変色し、スレートにもひび割れが進行。
このままでは大規模な雨漏りが起きても不思議ではない状態でした。
【棟板金飛散を防ぐには?点検と補修が命】
棟板金の飛散を未然に防ぐためには、以下のメンテナンスが重要です。
・定期点検(築10年を目安)
・釘の浮きや貫板の腐食チェック
・必要に応じて金属製のタフモックなど耐久性の高い材料へ交換
・強風被害後の屋根点検(被害がないように見えても確認が必要)
専門業者による点検は、屋根全体の状態を把握し、将来的な雨漏りを防ぐ第一歩となります。
【補修工事の流れと費用の目安】
街の屋根やさんでは、棟板金の点検から補修・交換まで一貫して対応しています。
補修の流れは以下の通りです。
・無料点検・見積もり
・棟板金の撤去と貫板の状態確認
・必要に応じて貫板交換
・新規棟板金の設置
・仕上げ確認
費用は部分補修で5万円~10万円程度、全面交換で15万円~30万円程度が目安です(屋根の形状・長さ・足場の有無による)。
【まとめ:棟板金飛散は早期発見・早期対処がカギ】
棟板金飛散は、屋根トラブルの中でも頻発する被害の一つです。
気づかないうちに被害が進行し、雨漏りや構造腐食といった深刻な結果を招くことも少なくありません。
・台風や強風が多い地域では要注意
・10年以上経過した屋根は特に点検推奨
・異音や雨漏りの前兆があればすぐに相談
街の屋根やさんでは、横浜市鶴見区を含む広域エリアで無料の屋根点検を実施中です。
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