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棟瓦取り直しは瓦屋根の定期的なメンテナンスとして必要|横浜市港北区

更新日:2018年07月06日

瓦屋根と言えば、和瓦や洋瓦といくつか種類がありますが、瓦自体は耐久性が高く長持ちする屋根材です。しかし、瓦と瓦の間には隙間がどうしても出来てしまい、特に棟及び棟周辺には漆器やセメントなどが詰められております。棟の内部には土や泥が詰まっており、外部に面したところに漆喰やセメントが使用されております。稀にですが、棟の内部も外部に面したところにもセメントが使用されている屋根もあります。横浜市港北区H様より、「大きなメンテナンスをしていないので、屋根の状態が気になる」とのご相談がありました。調査にお伺いしてみると、横浜市港北区H様のお宅の屋根は、和瓦屋根であることが分かりました。

 

 

【瓦屋根は棟瓦取り直しがメンテナンスとして必要】

棟瓦取り直し1

横浜市港北区H様のお宅の瓦屋根に上がってみると、棟瓦を束ねている銅線が切れており、今にも熨斗瓦が飛び出しそうな状態でした。抜けて下に落ちると大変です。銅線で束ねるやり方で棟瓦を固定している場合は、銅線が切れると瓦が不安定になり落下しやすくなります。一番上に積んである冠瓦も手で掴むとそのまま取れてしまう状態です。

 

 

棟瓦取り直し2 棟瓦取り直し3

このような場合は、棟瓦取り直しが必要となります。「取り直す」とは、「積み直す」ということです。そして詰まってあるものや銅線も全て新しくやり替える事です。まずは、棟に使用されている既存の瓦を撤去してしまいます。そのうえで新しい詰め物を使用して、再び既存の瓦を積み上げていきます。

 

 

棟瓦取り直し4 棟瓦取り直し5

黒い色をしたものが詰め物です。シルガードと言って、漆喰よりも耐久性や防水性に優れた現代版の漆喰のようなもです。このシルガードを、棟の内部にも外部に面したところにも使用します。なので棟瓦取り直しを行う際は、以前のような土や泥、漆喰やセメントなどは使用しません。

 

 

棟瓦取り直し6 棟瓦取り直し7

あらかじめ銅線を下に通しておいてシルガードを盛って、熨斗瓦にシルガードを挟みながら積み上げて、積み上げたシルガードに冠瓦を被せて銅線を結ぶと、棟瓦取り直しは完了となります。棟瓦取り直しは瓦屋根の定期的なメンテナンスとして必要です。街の屋根やさんでは、屋根に関わる様々なお悩みやお困りに対応しております。屋根に関することは街の屋根やさんにお任せ下さい。

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