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逗子市｜片流れ棟板金交換と箱樋の加工を行いました
本日は逗子市K様所有物件の屋根工事の様子をお伝えいたします。今回ご依頼をいただいたのは、片流れ屋根の板金交換と箱樋のオーバーフロー解消のための工事になります。
こちらの建物では、先月の風雨の影響を受け、板金部分の一部が外れる被害がございました。また、箱樋に関しては集水が間に合わず、オーバーフローを起こし、室内にまで水が入り込む被害がございました。今回は被害を受けた板金部分の交換と、箱樋集水付近の加工工事を行います。
まず、板金部分に関しては、既存の板金と下地の貫板を撤去いたします。風の影響もあった様ですが、下地の板の腐食具合から、経年による劣化（雨水が入り込んでの腐食）も見受けられ、板金を止める釘が抜けやすい状況ではありました。また、以前の収め方は下地が見えてしまっている箇所などもあり、収め方のあまさも窺えましたので、今回は雨水が下地にあたらない様、全体にしっかりと板金を被せ施工します。
使用した板金はガルバリウム鋼板で、事前に寸法通りの加工は行っております。細かな部分（出っ張りや引っ込み、角部分など）はその場で切り込みや曲げを入れ、形状に合わせた加工をいたします。板金の繋ぎ目部分にはコーキングを施し、雨水の浸入をしっかりと防ぎます。
続いて箱樋集水付近の加工補修工事です。こちらではオーバーフロー解消のための排水加工が施されてはおりますが、壁際の立ち上がり部分に隙間があり、既存の位置では溜まった水を外に逃がしきれない状態になります。水が溜まらない様、新たに排水口を設けるのも一つですが、コストを抑えた上での（作業用の足場などは設置せず）出来る限りの補修で、との要望もあり、今回は既存の排水部分の位置を下げ、壁際の立ち上がりの隙間に板金を当て、少なからず内部に水が浸入しない様に施工をいたしました。
また、周りの木々からの落ち葉対策として、排水口上部にネットを被せました。これで万が一箱樋内に水が溜まっても壁際の立ち上がり部分までは溜まらずに、外へ水が流れます。念のため、立ち上がりの隙間部分には板金も当てておりますので、室内への水漏れのリスクはかなり抑えられるでしょう。
築年数も大分経っている建物で、至る所で不具合はある様ですが、これからも定期的に点検やメンテナンスを行い、出来る限り長く持たせていける様に、ご協力をしていきたいと思います。
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- 施工内容
- 築年数
- 31年
- 使用材料
- スーパーガルテクト 色：Sシェイドブラウン
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