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海老名市門沢橋で令和元年東日本台風で倒壊した瓦屋根の棟を、棟瓦取り直し工事で復旧いたしました
【施工前】
【施工後】
施工内容棟瓦取り直し
築年数38年
平米数7.5m
施工期間1日
使用材料シルガード(黒)
費用12.6万円
ハウスメーカーハウスメーカー不明
【お問い合わせのきっかけ】
担当:佐々木
2019年は令和元年房総半島台風と令和元年東日本台風の大きな勢力のある台風が神奈川県上空を通過しました。9月と10月にたて続けにそれぞれ通過したことで、令和元年房総半島台風での被害が直らないまま令和元年東日本台風の威力を受けるかたちとなりました。また、令和元年房総半島台風では耐えられた屋根もたて続けに令和元年東日本台風が上空を通過したことで耐えられずに被害を受けた屋根も多く存在しました。
海老名市門沢橋にお住いになられているF様のお宅の屋根は、築38年が経過した瓦屋根のお宅でした。瓦は三州瓦を使用しており神奈川県に見られる代表的な瓦屋根でした。これまでにメンテナンスを行ってきていなかったそうですが、令和元年東日本台風の影響により棟が倒壊しました。熨斗瓦は3段積まれているタイプの棟ですが、冠瓦(かんむりかわら)と熨斗瓦(のしかわら)が屋根面に散らばっており、内部の土も飛散している状態にありました。
瓦屋根の棟は複雑な造りをしており、数種類の違う形をした瓦が使用されております。また瓦以外の建築材料も使用されているため定期的なメンテナンスが必要とされる箇所であります。海老名市門沢橋F様のお宅の倒壊した棟を直すためには、棟瓦取り直し工事を行わないと復旧することが出来ない状況でした。
新型コロナウイルス(covid-19)の影響が再び拡大しております。街の屋根やさんでは、これまでと同様にマスク着用やこまめな消毒、zoomを使用した打合せなど対策の徹底を行って参ります。
海老名市門沢橋にお住いになられているF様のお宅の屋根は、築38年が経過した瓦屋根のお宅でした。瓦は三州瓦を使用しており神奈川県に見られる代表的な瓦屋根でした。これまでにメンテナンスを行ってきていなかったそうですが、令和元年東日本台風の影響により棟が倒壊しました。熨斗瓦は3段積まれているタイプの棟ですが、冠瓦(かんむりかわら)と熨斗瓦(のしかわら)が屋根面に散らばっており、内部の土も飛散している状態にありました。
瓦屋根の棟は複雑な造りをしており、数種類の違う形をした瓦が使用されております。また瓦以外の建築材料も使用されているため定期的なメンテナンスが必要とされる箇所であります。海老名市門沢橋F様のお宅の倒壊した棟を直すためには、棟瓦取り直し工事を行わないと復旧することが出来ない状況でした。
新型コロナウイルス(covid-19)の影響が再び拡大しております。街の屋根やさんでは、これまでと同様にマスク着用やこまめな消毒、zoomを使用した打合せなど対策の徹底を行って参ります。
担当:佐々木
【調査の様子】
令和元年東日本台風の影響で瓦屋根の棟部分が破損したことで、海老名市門沢橋F様より調査のご依頼がございました。坂道の途中にある海老名市門沢橋F様のお宅は、坂を下りてくる途中で屋根の状態が少し見えました。
屋根の頂上付近にあるはずの瓦が無くなっており、屋根面に散乱している状態のようです。雨上がりの跡なので屋根の上には上がれませんが、ドローンを飛行させて確認してみると、瓦屋根の棟が割と広範囲で破損してるのが分かりました。この状態を復旧させるためには棟瓦取り直し工事が必要でした。
【施工の様子】
まずは屋根に上がって棟瓦取り直し工事に取り掛かる準備を行います。棟か倒壊したままの状態の写真です。瓦屋根の棟は、冠瓦(かんむりかわら)、熨斗瓦(のしかわら)、鬼瓦(おにかわら)、巴瓦(ともえかわら)の4種類の瓦で成り立っており、総称して棟瓦と呼ばれております。
冠瓦と熨斗瓦が屋根面に散乱しており、内部にある土も飛び散っておりました。台風の強烈な風圧により、銅線が切れたことでこのような状況に陥ったと考えられます。
倒壊しているところもしたいないところも、冠瓦(かんむりかわら)、熨斗瓦(のしかわら)、鬼瓦(おにかわら)、巴瓦(ともえかわら)の4種類の瓦を全て撤去します。既存の銅線を切って上から順番に解体していきます。
そして撤去中に内部にあった土が出てきてしまいますので、周辺を含めて清掃をして新しい詰め物を使用しても影響の出いないようにしていきます。詰め物と銅線が新しくなりますので、それぞれを屋根の上に運搬しておきます。
新しい詰め物としてシルガードを使用します。シルガードは、現代版の漆喰のような材料です。南蛮漆喰の一種で漆喰に防水性や強度を高くするためにシリコンなどを含めて製造されております。桟瓦の上に載せたシルガードは、鏝(こて)を使用して形成します。そのうえで熨斗瓦を綺麗に並べていきます。
シルガードを形成するときも熨斗瓦を載せて並べていくときも、予め糸を張っておいて綺麗な形に仕上がるように進めていきます。
海老名市門沢橋F様のお宅の棟瓦には、3段分の熨斗瓦が使用されております。熨斗瓦を載せてシルガードを詰めて、またその上に熨斗瓦を載せてシルガードを詰める作業を繰り返していきます。この作業の途中で新しい銅線を仕込んでおいて、冠瓦を被せてから銅線を結びます。巴瓦の下にもシルガードが詰まっております。巴瓦がある逆側の端部は断面になっておりますので、断面全体にシルガードを詰めて均して仕上げます。
シルガードは土と漆喰の両方の役割を担うことできますので、棟瓦の断面にもシルガードを使用して埋めていきます。海老名市門沢橋F様のお宅の棟瓦取り直し工事が終わりました。工事が終わって瓦の表面は解体した際に落とした土やシルガードなどで汚れてしまいます。最後は瓦の表面を綺麗に拭きとって終わります。瓦屋根の棟は普段からメンテナンスが必要な箇所です。
棟瓦取り直し工事は既存の瓦を再利用することが可能です。破損してどうしても使用できない瓦のみ新しい瓦を交換します。瓦よりも先に劣化しやすい銅線や詰め物を新しくするが出来る工事です。これからは台風シーズンが到来しますので、棟瓦取り直し工事を行って台風に備えるのも良いのではないでしょうか。
この度はご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2020年08月28日時点での費用となります。
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