海老名市大谷南で瓦屋根の不具合、棟瓦を束ねる銅線が切れていたので棟瓦取り直し工事で直しました

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海老名市大谷南で瓦屋根の不具合、棟瓦を束ねる銅線が切れていたので棟瓦取り直し工事で直しました

更新日:2020年09月25日

【施工前】

【施工後】

施工内容棟瓦取り直し

築年数41年

平米数19.2m

施工期間5日間

使用材料シルガード(黒)

費用48.8万円

ハウスメーカーハウスメーカー不明

足場アイコン棟瓦取り直し

【お問い合わせのきっかけ】


担当:佐々木


 築年数の経過した屋根に使用されていることの多い瓦。和瓦や洋瓦以外にも様々な形状の瓦や様々な材質で作られた瓦が存在します。その中でも神奈川県では三州瓦が非常によく使用されてきました。三州瓦は愛知県で生産されている粘土瓦で、日本の年間瓦総生産数の60%を占めているとても有名な種類の瓦です。青色をしている瓦を見返ることがあるかと思いますが、青緑(せいろく)と呼ばれる色です。
 今回工事を行った海老名市大谷南にお住いになられているE様からは、「雨漏り等は一度もないのですが、一度屋根の状態を正確に把握したい」というご相談がございましたので、調査にお伺いいたしました。
 築40年以上が経過しているのにこれまでメンテナンスを殆ど行ってきてはいなかったそうです。それでも雨漏りを一度もしていないということなのでとても良い屋根だと思います。ただこれまでに殆どしていない分、最近になって不安を感じることが増えてきたそうなので、ご不安なご相談が街の屋根やさんにございました。
 海老名市大谷南E様のお宅にお伺いして屋根に上ってみると、棟に使用されている棟瓦を束ねる役割のある銅線が切れておりました。銅線が切れてしまうと棟瓦の固定が不安定になりますので、台風や強風が発生したときに瓦が飛ばされたり落下したりすることに繋がります。この場合は棟瓦を固定を元に戻さなくてなりません。銅線が切れた状態の棟瓦を直すためには、棟瓦取り直し工事を行う必要がございました。海老名市大谷南E様のお宅では棟瓦取り直し工事を行うこととなりました。
 新型コロナウイルス(covid-19)の影響が拡大しており、引き続き余談を許さない状況が続いております。街の屋根やさんでは、これまで対策として行ってきた、マスク着用やソーシャルディスタンス、こまめな消毒などを行い続けて参ります。
 築年数の経過した屋根に使用されていることの多い瓦。和瓦や洋瓦以外にも様々な形状の瓦や様々な材質で作られた瓦が存在します。その中でも神奈川県では三州瓦が非常によく使用されてきました。三州瓦は愛知県で生産されている粘土瓦で、日本の年間瓦総生産数の60%を占めているとても有名な種類の瓦です。青色をしている瓦を見返ることがあるかと思いますが、青緑(せいろく)と呼ばれる色です。
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 築40年以上が経過しているのにこれまでメンテナンスを殆ど行ってきてはいなかったそうです。それでも雨漏りを一度もしていないということなのでとても良い屋根だと思います。ただこれまでに殆どしていない分、最近になって不安を感じることが増えてきたそうなので、ご不安なご相談が街の屋根やさんにございました。
 海老名市大谷南E様のお宅にお伺いして屋根に上ってみると、棟に使用されている棟瓦を束ねる役割のある銅線が切れておりました。銅線が切れてしまうと棟瓦の固定が不安定になりますので、台風や強風が発生したときに瓦が飛ばされたり落下したりすることに繋がります。この場合は棟瓦を固定を元に戻さなくてなりません。銅線が切れた状態の棟瓦を直すためには、棟瓦取り直し工事を行う必要がございました。海老名市大谷南E様のお宅では棟瓦取り直し工事を行うこととなりました。
 新型コロナウイルス(covid-19)の影響が拡大しており、引き続き余談を許さない状況が続いております。街の屋根やさんでは、これまで対策として行ってきた、マスク着用やソーシャルディスタンス、こまめな消毒などを行い続けて参ります。


担当:佐々木


【調査の様子】

粘土瓦を使用した屋根の調査

 築40年以上が経過した海老名市大谷南にお住いになられているE様のお宅では、これまでに雨漏りが一度も発生してことがないそうで、それ故か屋根のメンテナンスも殆ど行ってこなかったそうです。それでも築40年が経過してるためご不安になった部分もあり、街の屋根やさんへ調査のご依頼がございました。

 海老名市大谷南E様のお宅の屋根は、三州瓦の青緑を使用した瓦屋根でした。遠目から見ると何ともなさそうに見えた瓦屋根ですが、近くでよく見てみると各所に不具合がございました。

 

棟瓦の銅線が切れている 熨斗瓦が抜けかけている

 瓦屋根は瓦以外にも使用されている建築資材があります。特に複雑な造りをしている棟には瓦以外の建築資材が使用されております。瓦屋根の棟は瓦の種類も多く使用されており総称して棟瓦を呼ばれることがあります。棟瓦を見てみると、棟瓦の固定する役割のある銅線が切れていることが分かりました。

 棟瓦を束ねている銅線が切れてしまうと、棟瓦の固定力が不安定になり外れやすくなります。外れやすくなった状態のところに台風や強風が吹くと倒壊する恐れがございますので、棟瓦取り直し工事を行って直すことになりました。

 

 

【施工の様子】

シルガードを詰めて熨斗瓦を載せていく棟瓦取り直し工事 棟瓦取り直し工事は全て人力

 棟瓦取り直し工事は、一度既存の棟瓦を解体します。要はバラシてしまうのです。破損していない瓦をそのまま再利用することが可能です。既存の棟瓦を解体すると内部の土や固まった泥が出てきますが、これらも全て撤去したしまいます。一度解体すると周囲に土や泥が散乱しますので、清掃して綺麗にしてから今度は新しく積み直す作業を行っていきます。

 棟瓦や詰め物が無くなった棟に詰め物を載せて均していきます。黒く見えるのが新しい詰め物です。この黒い詰め物はシルガードと言って、漆喰を製造するメーカーが漆喰よりも防水性や耐久性を向上させた言わば現代版の漆喰のようなものです。

 

熨斗瓦3段目 熨斗瓦4段目

 シルガードを載せて均してから、熨斗瓦(のしかわら)を載せていきます。熨斗瓦は平行になるように載せていきます。熨斗瓦と熨斗瓦の隙間にもシルガードを詰めていきます。棟は雨漏りに繋がりやすい箇所でもありますので、造りも複雑で重厚な工夫がされております。

 海老名市大谷南E様のお宅の棟瓦には、熨斗瓦が4段積まれておりました。シルガードを載せて均して、熨斗瓦を平行になるように並べて、熨斗瓦の隙間にシルガードと詰める。この作業を4段分繰り返し行っていきます。

 

新しい銅線を仕込んで棟瓦取り直し工事

 シルガードを載せて均して、熨斗瓦を平行になるように並べて、熨斗瓦の隙間にシルガードと詰める。この作業を4段分繰り返し行った後は、この上にさらにシルガードを載せて今度は冠瓦(かんむりかわら)を被せていきます。

 写真を見てお分かりいただけると思いますが、糸のようなものが垂れ下がっているのが何本も見ます。これが新しい銅線です。熨斗瓦を積んでいく途中で新しい銅線も仕込んでおきます。冠瓦を被せたらこの新しい銅線を巻き付けて棟瓦取り直し工事は完成となります。

 

 

【完成】

熨斗瓦4段の棟瓦取り直し工事が完成

 海老名市大谷南E様のお宅の棟瓦取り直し工事が完成いたしました。これで棟瓦の固定力が元に戻ります。棟瓦取り直し工事は部分的に行うことが困難な工事です。1箇所だけ銅線が切れていたとしても、上から下まで取り直さないと完全な棟瓦取り直し工事となりません。

 近年は今まで以上に勢力ある台風が到来するケースが増えてきており、勢力の強い台風が通過すると棟瓦の倒壊や瓦の飛散が多く見受けられます。瓦を1枚の重量が重いため、飛ばされてしまうと二次被害に繋がることが多く、お隣様の建物やお車の破損や通行人の怪我などに繋がりかねません。瓦屋根の棟は定期的にメンテナンスが必要です。

 

 

 

 記事内に記載されている金額は2020年09月25日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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