工場・倉庫に使用される「大波スレート」の補修方法｜カバー工法による屋根リフォームがおすすめな理由とは？

　屋根材として使用される素材の種類には、「瓦」や「金属屋根材」など様々なものがあります！

　そうした中、「大波スレート」はセメントを主原料として造られる波形状を持つ建材であり、特に大型の倉庫・工場などに採用されています！

　波板形状に成型する事で高い強度・耐久性にを誇り、その耐用年数は約25年程度と優れています(#^^#)
　しかし、その一方で大波スレート屋根の状態を健全に保つ為には、定期的な点検・メンテナンスを欠かす事は出来ません！

　そこで、この記事では大波スレートの屋根の特徴・補修方法をはじめ、リフォームにおすすめしたい「屋根カバー工法」の施工方法やメリットについて詳しい情報を解説いたします(^^)/

大波スレート屋根とは？｜特徴・メリット・注意点

　冒頭でもお伝え致しました通り、大波スレートは主に工場や倉庫の屋根材として広く使用されている建材です(^^)/

　セメントに補強繊維を混ぜ合わせ波形に加圧成形して作られており、波の幅が130mm、高さが38mmという規格で製造されています😊

　大波スレートは耐久性・耐火性に優れている一方で、比較的安価で購入出来る事が魅力です！
　その為、特に広い面積を持つ工場・倉庫などの産業施設で多く採用されています。

　ただし、2004年以前に設置された大波スレートには健康被害の危険性があるとされる「アスベスト」が含有・含まれている可能性があります。

　その為、メンテナンス・改修の際に撤去が必要な場合には、飛散対策を行った上で作業を進める必要があります！
　撤去に掛かる費用も高額になる傾向もありますので、注意が必要です。

大波スレート屋根の補修・メンテナンス方法

　大波スレート屋根を長く安心してご使用いただく為には、定期的な点検・必要に応じて補修を行っていくことが大切です！

　まず、部分的にひび割れ・穴あき・欠けがある場合には、補修・部分的な張替えによって対応可能です。

　また、大波スレートを固定する役割を持つフックボルトに錆びが生じている場合もあり、その様なものを使っている状態は雨漏りリスクが高い状態と言えます。😰

　補修・交換と併せて、ボルトキャップを新たに設置する事も大切です！

　さらに、忘れてはならないのが「屋根塗装メンテナンス」です！
　屋根の景観はもちろんですが、塗膜の保護機能を回復させることで屋根の耐久性低下を防止出来ます(^^)/

倉庫・工場屋根の改修におすすめな「屋根カバー工法」

　寿命を迎えてしまった大波スレート屋根の復旧は部分的な補修・塗装メンテナンスだけでは困難であり、大規模な屋根リフォームが必要となります！

　ですが、工場や倉庫に使用されている事を理由として、「会社の生産・業務を屋根工事で止めたくない(>_<)」という問題にお悩みの方も多い印象です。

　そこで、そうしたお客さまへおすすめしたいのが「屋根カバー工法」です！

　屋根カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる様に設置する屋根リフォーム方法です😊

　劣化が進行している既存屋根の撤去がほとんど必要ないことから施工期間・費用を抑えられる事が魅力であり、一般的なお住まいでも広く採用されている人気の屋根リフォーム方法です！

　また、もう一つのメリットとして挙げられるのが、施工期間中も変わらずに生活できる事です。

　その為、屋根カバー工法は、日々の生産・業務が止められない工場・倉庫などの建物にも非常におすすめ出来る施工方法となります(^^)/

　さらに、屋根が2重構造となる事から、屋根の断熱性・遮音性が向上する事もポイントです！

大波スレート屋根の現地調査事例をご紹介！　

　それでは、最後に実際にお客様より調査のご相談をいただいた「大波スレート屋根の現地調査の事例」を詳しくご紹介いたします！

　今回は「倉庫から雨漏りが起こってしまっているから修理の見積もりが欲しい」とご連絡をいただき海老名市門沢橋へ調査に伺いました！

　それでは早速調査開始です(=ﾟωﾟ)ﾉ

倉庫内には水跡が・・・

　倉庫内の調査をしていると倉庫内には水跡がありました！

　つい最近倉庫内の防水工事をやり直したばかりだそうで倉庫内はとても綺麗でした(=ﾟωﾟ)ﾉ

　しかし雨漏りが発生してしまっていて、その部分だけ汚れてしまっていました(´Д⊂ヽ

　次に、雨漏りの原因を調査していきましょう！！！

天井には水跡が・・・

　天井を見てみると天井には水が流れた跡が多数ありました！

　いろいろな箇所から雨が侵入し、鉄骨を伝いこの場所に落ちてきているようでした。

　それでは屋根の調査に行きましょう！

大波スレートの調査

　今回は”ドローン調査”を行いました！

　工場などの屋根材の下には野地板などの下地材がなく、骨組みだけがある場合がほとんどです・・・。

　そのためスレートが劣化していて踏み抜いてしまった場合にはそのまま下まで落下してしまいます(;´∀｀)

　劣化の状態にもよりますがこのような事態が起こらないためにもできる限りドローン調査など行っていきます！

　大波スレートの劣化の原因としては、経年劣化によってスレートの表面が剥がれたり、割れが生じたりすることで、防水性が低下し水分が侵入しやすくなります！

　さらに、外部要因としては、強風や雨、紫外線などの気候条件が大きな影響を与えます。これらの要因によって大波スレートは劣化し、耐久性が低下します。

　防水性が低下することで屋根や建物内部に水漏れが発生する恐れがあり、ひび割れや剥がれが進行するとスレートの強度が低下し、風や外部衝撃によって簡単に破損する可能性が高まります(;´∀｀)

　調査の結果をご報告させて頂き、今回は最適な施工方法として「屋根カバー工法」をご提案させていただきました！

大波スレート屋根の点検・メンテナンスもお任せください！

　今回は大波スレート屋根の特徴をはじめ、その補修・メンテナンス方法から現地調査の様子まで詳しくご紹介をさせていただきました(^^)/

　大波スレート屋根を長く安心してご使用いただく為にも、定期的な点検・メンテナンスを実施されることがおすすめです。

　また、大波スレート屋根の補修・メンテナンスをDIYによって行う事をご検討されている方も多いと思いますが、こちらはおすすめ出来ません(>_<)

　高所作業は危険が伴う事はもちろん、簡単そうに見える施工も正しい知識・専門的な技術が必要不可欠です！

　どの様な不具合であっても、まずは専門業者にご相談されることがおすすめです。

　私達、街の屋根やさんは一般的な住宅はもちろん、大波スレート屋根が使用された工場・倉庫のメンテナンス・リフォーム実績も豊富にもっております😊

　「台風被害に遭った屋根の板金を火災保険を活用して修繕したい！」
　「屋根工事と併せて、外壁塗装を行いたい！」
　「屋根材選び・比較のためガルバリウム鋼板屋根材について詳しく話を聞きたい！」

　などのご希望・ご要望もお電話・メールにてお問合せください！

　また、街の屋根やさんでは今回ご紹介をさせていただいた海老名市におきましても、たくさんのお客様よりご依頼を頂いております！

　⇒海老名市における屋根工事・屋根リフォームの事例

　お客様の声やリフォームに関するお役立ちブログと併せ、ぜひ上記もご覧くださいね(^^♪